アドレスがオイル交換時期になったので
交換してみました
交換に使ったのはこちら
広島高潤の4stオイル飛竜です
広島高潤(以下広高)とは最高峰のレースから町乗りまで使用できる高品質、高性能オイルの開発から販売を行っているメーカーです。
あまり知られていないと個人的に思っていますが、広島では商品を扱う販売店が多くあり、他の地域より知名度はあると思います。
ネット販売もしており、近くに取り扱い店が無ければこちらを使ってオイルを購入できます。
飛竜の特徴
- 滑らかな回転と太いトルク
- 成分は化学合成油でひまし油がベース
- 高粘度だがアクセルレスポンスが良く高回転の伸びも良好
- 低回転域では少しもたつきがある
このような特徴のある飛竜を入れると、どんな変化があるか実に楽しみなので早速交換へ移ろう。
アドレスV125オイル交換手順
交換は、それほど難しい作業ではなく慣れれば15分もかからない。
中央に写っているのがドレインボルト。
これを緩めて古いオイルを排出する。
下にオイル受けになる容器などを置いてぶちまけないようにしよう。
出し切ったら、新しいガスケットに交換してボルトを締める。
次は、給油口からオイルを入れる。今回オイルフィルターは交換しないので、給油量は950mlとなる。
規定量を入れたら、エンジンを1~2分始動させる。数分待った後に、レベルゲージで量を確認する。決まった量を入れればゲージ範囲からまず外れることはない。これで交換作業は終わり。
飛竜実走レビュー
交換後まず気付くことは、アイドリング時の振動の少なさだ。早速効果が出ている、これは期待できそう。
始動は高粘度オイルなので、かかりにくいかと想像していたがそんなことは全くない。外気温が1桁でも、セルは快調に回る。
アイドリングからアクセルを少し開けて発進。この時もスムーズで、低回転域のもたつきは感じられなかった。そして、さらにアクセルを開けて中速域に達する。ここまでもかなりトルクフルで、アクセルOFFからの再加速も余裕でこなしている。このトルク感は、オイルの強烈な被膜保持力とぶ厚い被膜が効果を発揮している証拠。
アクセルを全開にすると、高速域へと突入する。変速はすでに終わり、あとはエンジンの回転数だけでスピードをのせる領域だ。
飛竜は良くできたオイルで、高速域でもスムーズにエンジンが回り振動もメカニカルノイズも抑えられている。伸びももたつくことなく非常に良好。
1つ特徴を付け加えると排気ガスの臭いだ。メーカー指定のオイルを使うと、鼻を衝く臭いなのに飛竜は甘い匂いがする。成分のエステルが燃える時に出る匂いで、昔の2stマシンを連想する。
飛竜を試した結果、全域で非常に滑らかにリミットまで回り、トルクフルという好成績となった。ここまで性能が良いと、旧車や熱的に厳しい空冷大排気量にも自信をもっておススメできる。
1Ⅼあたり、3630円(税込)と高額だがそれに見合った性能は確保されているので使って体感してほしい。
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