バイクで一人旅 九州編 その1

 冬が終わり春が到来し暖かくなってきた、そろそろ計画を実行するとしよう。時期的にはGWの手前で、九州をぐるりと回りながら旅をする。

 九州へのルートは、一旦四国にわたり伊方町の三崎港からフェリーに乗り佐賀関より上陸する。1日目はしまなみ海道を渡り玉川ダムの公園に泊まる。一度来たことのある場所は特に不安もなく快適に過ごせる、湖に住むウシガエルの鳴き声が夜中にうるさく聞こえる…必要な物で紹介した耳栓がこんな所で活躍するとは。

 

九州上陸

 2日目の朝、フェリーに乗るため三崎港を目指し朝から出発。国道378号線はきれいな海を眺められる良い場所だ、松山市を出てしばらくはコンビニがない区間があるのでちょっと注意がいるかも。

 佐田岬メロディーラインに移る、この道は適度なコーナーとアップダウンで良いワインディングになっている。そのせいで車やバイクの速度は上がり気味、メロディーは奏でられてない、また光電管での速度取り締まりも頻繁にしているみたいで速度には気を付けよう。

 三崎港に着き乗船の手続きをして船が来るの待つ。予約はしていなくても、まだ閑散期なのと便数の多さで普通に乗れる。

 待つこと20分、フェリーが到着し早速乗船。バイクは船体の端にタイダウンで固定している、客室への行き方が分からず他の人のあとを歩いて到着。乗船時間は1時間半と短め、雑魚寝部屋でくつろぐ。

 船内からの眺めは良く、行き違いのフェリーも見れたり周囲は360度海に囲まれる。この船自体はそれほど大きさがなく航行中はエンジンの音と振動が伝わってくる。

 程なくして佐賀関に到着、九州上陸を果たした。そこそこ時間が経っているのでこのままキャンプ場に移動する。北上するとまずは大分市に入る、街並みは至って普通、どこにでもあるような光景。国道10号線に移る、法定速度が60キロと初めて見る表示だ、実際は80キロで流れて皆さんお急ぎのようだ。

 別府市に差し掛かると、左手に高くそびえたつ山々が見えてくる、町からこんな景色が観れるとはさすが火の国九州。




 

本日の野営地へ

 別府市内を抜け県道11号線を上り続ける、その手前からすでに勾配のきつい坂が続く。荷物満載の125のスクーターだと全く速度が上がらない…

 しばらく上ると分かれ道が見えて、キャンプ場入り口に繋がる細い道路を行くと受付と駐車場に着く。
今日の野営地は志高湖キャンプ場、市内から近く利用者も多い、知名度も高いんじゃないかと思う。

 名前の通り志高湖の周辺がキャンプ場でサイトになる、一部設営禁止区域があり、そこ以外ならどこでも張れる。人気なのはトイレ、炊事場の近くで早々に埋まってしまう、自分は利便性より眺めの良い一番奥のサイトにした。

端っこに自分のテントが映りこんでしもぅた あちゃ~

 天気が良いと鶴見岳が右手に見える、テントの中から撮ったのでちと残念な写真だが良しとしよう。1泊530円で乗り入れ可能、ロケーションも良く設備も整っている。

 買い出しと風呂は上ってきた坂を下って国道に出るといくつかある、風呂はこの近くの堀田温泉がおススメ入浴料210円と無茶苦茶安い、中も特に不満はない。買い出しは坂を下ってそのまま道なりに行けばトライアルというスーパーで買い物ができる。

 ここを拠点に別府市の温泉巡りや観光をするのに良さそうだ。

写真では小さく映っているけど実際はもっと大きい

 志高湖には野生か分からないが白鳥とアヒル、亀が住んでいる。白鳥を実際に見るのは初めてでこんなに大きな鳥とは思わなかった。

 

 

 

 

 明日はさらに北上して福岡のキャンプ場が目的地だ。山からの吹きおろしか、風が少し吹く中眠りについた。