2021年6月にOGKから発売された「SHUMA」
このヘルメットの特徴は何と言っても、圧倒的な外気吸入作用によるヘルメット内の温度低下効果だ。
1年以上使ってみたので詳しく解説していきます。
OGK SHUMA 基本的な装備
解説する前に基本的な装備を紹介します。
外観は、大型ベンチレーションと気流を整えるスタビライザーを装備しシンプル。
シールドにはカムイⅢに採用されている UV(紫外線)とIR(赤外線)をカットする素材が使われ、ヘルメット内の温度上昇を抑制する。
また、完璧な透明ではなくかなり薄めのスモークがかかっているが、視認性を落とすことなくわずかながら直射日光の低減に貢献している。
正面から撮影
後ろから
左右の耳元には、インカムを付けれるように専用スペースがあります。
インカムを装着しない場合空間が確保できて圧迫感がなくて快適です。
あごの大型ベンチレーション
開閉しやすく、ホールも大きいのでシールドの曇り防止と口元への空気の確保に貢献しています。
SHUMA 最大の魅力 超涼しいクーリングシステムの解説と実際の効果
お待たせしました!
ここからはSHUMA(以下シューマ)の最大の魅力でもあり最高の武器である「クーリングシステム」に付いて解説していきます。
特大サイズのベンチレーションホールで外気を導入
ベンチレーションを閉じた状態
ベンチレーションを開けた状態
ホールを大きくすること、ホールを前面に3箇所設置することで大量の外気導入を実現しています。
開閉の操作は、厚手の手袋でも操作しやすいのも評価できるポイントです。
後ろのベンチレーションは小さめだがこれでも十分高い性能をもってます。
ヘルメット内部にも風がよく通る仕掛けがあります。
頭に当たるパッドに溝があって、空気の通り道を確保しています。
パッドの内側、衝撃吸収の役目を持つ発泡スチロールにも大きく溝を作り空気の流れ確保しています。
シューマのクーリングシステムはどうなのか?
結果から言うと、
めちゃくちゃ効果があります!
今までいろんなフルフェイスヘルメットを使ってきましたが、シューマは外気の入って来る量が一番です。
風がものすごい入って来ることが分かりますし、それによって頭の前方と頭頂部を中心に速いスピードで冷やされていくのが実感できました。
一部のレビューでは効果がない、シューマはダメだと言ってるけど…
一部のブログやYouTubeでは効果がない、薄いとレビューにありますがこれは単純にベンチレーションに風が当たってないからです。
クーリングシステムを最大限に発揮するためには
ベンチレーションに積極的に風を当てる事
一番重要なヘルメットの向き
どうすれば風を当てれるか実験すると、やや下を向くこれが一番風を当てることができます。
乗車位置やライダーの体系、バイクのタイプによって風の当たりやすさはかなり違ってきすのでご自身で一番風が当たる位置を探っていくと良いでしょう。
これも重要、バイクのスピード
メルメットの良いポジションが分かったので、次はどの速度から効果が感じるかも実験しました。
結果は無風の場合60キロ以上、風有なら強さにもよるけど50キロから体感できました。
それ以下の低速走行ではほとんど効果はありません。
シューマのサイズ感と重量その他
サイズに関して
OGKヘルメットを使われてきた方は、サイズの変更は特にしなくて良いです。
自分は、Lサイズをいままで使ってきたのでシューマもLサイズにしました。
きついとか緩い事もなくピッタリでした。
シューマの重量
重量は約1.6キロ、軽量が売りのエアロブレード5は約1.4キロ、カムイⅢは2.3キロ。
他と比べると平均的な重さになっています。
まとめ OGK シューマは誰でもおススメ
通勤から長距離ツーリングもこなします
独自のクーリングシステムで快適性を大幅に増大させたシューマ、ヘルメット内の冷却性能は他の追従を許さないほど高い。
重さも適度にあり、スタビライザーで整流効果で走行時にぶれることもない。
また、内装も適度なフィッティングと耳元の大きな空間で嫌な圧迫感もなく実に快適そのもの。
実売価格は、26000円前後で手に入れやすい。
ここまで魅力たっぷりなヘルメットは、普段の通勤からロングツーリングも難なくこなすだろう。
快適性を徹底的に追求したシューマはどなたにも強くお勧めします!