ソロキャンプの焚火に栂(つが)を使ってみた 栂の特徴とは? 【キャンプ用燃料・薪の種類】

 

薪に栂(つが)を使ってみます
木(気)になる特徴を探ります

 

栂(つが)とは?

 

 関東から南、四国、九州に生息。個体数はそんなに多くなく伐採も少ないことから貴重な木材といえる。

 木自体太く高く育つため幅広の板材が取れるため、建材として使われることもある。柾目の木肌が特徴的、板材は結構値段が高めである。比重0.51

 

栂の加工性を見ていこう!

 

 まず割ってみて分かることは、ヒノキなみに割りやすいこと。

 ヒノキより硬い材料だが、柾目の木目のおかげで真っ直ぐ軽い力で割れた

 

 

 これなら、焚き付け用に細割をいくつも簡単に作れる。続いて、切断もやや硬い印象を受けるが途中であきらめることなく作業ができた。最後にフェザーを作ってみよう。

 削る作業もかなり簡単、サクサクと削りやすく加工性は全体的に見て良好と判断できます。

 

栂の燃焼

 

 焚火はいつものように直火でやります。

 細割に着火後わりとすぐに薪に燃え移りました。今回使う薪は、長さ30cm、縦3cm横5~7cmの太さ。

 

 薪の量は1箱8kgを3箱の合計24kgを使います。薪の投入は常に2~3本は燃えている状態を保つようにしています。

 ここで気になったことは、2~3本だと熾火が少なくなり薪の炎がきえかけたりするので、常に3本は燃えるようにくべる量を増やしました

 熾火になると火力は低く、持ちもあまり良いとは言えません。炭の状態になると早めに燃え尽きるようです。

 さて、気になる1箱当たりの燃焼時間ですが2箱使って6時間30分できたので、1箱当たり3時間15分の計算になります。

 8㎏使って3時間超えの火持ちはかなりいい結果です

 

つがのまとめ

 

加工性は非常に良好で各作業はしやすい
これ一つで細割、焚き付け、フェザーと
複数の役目を担える

燃焼の部分では8kgで3時間の焚火が楽しめて
火持ちは良い方だが熾火になると早めに燃え尽きてしまう

爆ぜることもなく煤も少ないので薪ストにもよく合います

入手はネットのみで店頭販売は見たことがなく
入手性は良くない

コスパは結論から言うと少々値が張ります

8㎏半額セールで1400円、通常は2800円(どちらも送料込み)
とセール時に買うことが1番おすすめ

 

 ここまでつがの特性を見てきましたが、薪としては特に不満になるところはありませんでした。

 コスパの部分で安い薪に負けますが、太割中割があれば加工して細割焚き付けの作成とこの薪一つなんでもできる優秀な薪です。気になる方は是非一度使ってみて下さい。楽天ショップ(木村木材工業)で販売中です。

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