焚火に欠かせない薪
今回、薪としては珍しいサクラの薪を
使ってみました
サクラの薪の特徴は?
今回用意した薪は、大体縦横5cm×8cmで長さは約30cm。程よく製材されて燃やすのが惜しい。通販で購入し、一箱14kg入りで2450円、送料は無料だった。
サクラ 広葉樹。日本ならどこでも見られ、知らない人はいないだろう。燻製用のチップとして広く出回っていて、薪としてはあまり出回っていない。ナラと同じぐらい重く、黄褐色が特徴。
サクラの加工性
いつもの、割りからやってみよう。ナラと同様硬く感じていたがその通りで、やっぱり硬い。
最初の一発はあまり斧が入らない。数回叩いてやっと割れた、割れ方には癖があって真っ直ぐには割れず斜めになることが多かった。これは、製材時の繊維の方向でこうなるからあまり気にすることでもないと考える。
切断 使っている鋸はまだ新しい方で、それをつかっても切り屑があまり出ず硬い証拠が表に出ている。
かなりの硬さで、数ミリの溝を作って終了!
ちゃんと切るなら電動工具が要るね。
そうなると最後の削りもやはりやりにくい。フェザーは当然無理、これで作れたら火付き良し、燃焼時間良しの最強フェザーになるかもしれない。
サクラの燃焼
着火は杉材の細割を燃やす、木の下に見えるのは着火剤のおが屑。
十分に燃えたら、何とか作ったサクラの細割を投入。太いものは火付きが悪く、「着火で失敗しないようにと」こうした次第。
しばらくして、太い薪だけが残った状態。
燃焼の速さはゆっくり、少ない本数になると火が消えがちになる。
くべる薪の量が増えると良く燃える。空気の流れも大事だ。
燃やしてみると、サクラのいい香りが薄く漂っていて燻製に使われる理由が良くわかる。但し、煙が直撃すると相当煙たい思いをする。
燃焼後は…
熾火はナラと同じような火力と火持ちをする。炭はちょっと崩れやすく、灰は真っ白でこれが良く飛んでしまう。風には要注意が必要かと思う。
燃焼時間は、一箱14kgで6~7時間で焚火キャンプの際には一晩持たないのでもっと必要になります。もう一箱、もしくは他の薪を用意するといいでしょう。
サクラの薪のまとめ
割る、切るなどの加工性は悪い
火付きは良くない
燃焼時間は長くナラと同等
使い方は、焚火中盤から終わりまでが良い
入手は通信販売でのみ
コストは薪の値段と送料とで高くつく
このような結果になったので、何を使うか迷った時の参考にしてみてはいかがでしょうか?いつもと違うものを使いたいときにもお勧めです。
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