今回焚火でアカシアの薪を使ってみました
アカシアの特徴を探っていこう!
そもそもアカシアって何?
アカシアは、広葉樹に分類されサクラやナラと同じ仲間です。繫殖力が強く、成長スピードも速く燃料を木に頼っていた時代には植林されて燃料用に使われていました。その特徴ゆえに、ほかの植物の育成に害を与えるなど生態系を荒らしてしまう困ったやつでもある。
今回用意した薪は長さ35cm、太さはあまりなくて細割より少し太いぐらい。
1本当たりの燃焼時間は期待できないと思う。調達は、コメリで598円一束5~6kgの重さがある。
アカシアの加工性は?
さて、いつもの割る作業から見ていこう。斧振り下ろすと最初の1発目で割れた。
割るにはそこまで硬くなく、どちらかというと割りやすい部類に入る。
次は切る。この作業もなかなかやりやすい。意外と柔らかくてサクッと切れて作業性は良好。
最後は削ってみます。この木は内側が茶色、外側が白色と分かれているので両方削ってみました。結果は、両方違いはなくとても削りやすかったです。(これで、広葉樹は全部硬いという概念はなくなりました。)
柔らかいのは良いけど、削りカスが結構崩れやすくぽろぽろと落ちてしまうのは気になった。フェザーはあまり向いてないね。
アカシアの燃焼
焚き付けを十分燃やし着火。薪が細いのもあるけど、細割ということもあり着火性は良くすぐに火が付いた。
数本追加し炎を上げながら勢い良く燃える。乾燥状態が良かったのか全く爆ぜることなかった。
燃焼スピードはどちらかというとゆっくり燃える方で、大割ならかなり長く燃えていたと思う。
燃焼後
熾火に変わったアカシアはまだ燃え続ける。ここで気になったことがあって、炭になったら火が消えやすいことだ。
画像でもわかる通り燃えていない黒い部分が目立つ。なぜかこうなるか分からないが、解消方法として空気を送って積極的に燃やしてやることで防ぐことができそうだ。その際には、空気の通りのいい焚火台などが必要になるだろう。
灰は少なく舞うこともなかった。2束燃やして約6時間ほど持った、もう少し太いと良かったけどこれでもいい結果になった。
まとめ
木が柔らかく加工性が良くて作業はやりやすい
それでも割りばしのような細割を作るのは
疲れるのでもっと柔らかい木を用意すること
火付きもよく火持ちも良い
2束あれば一晩は何とか越せる
コストと入手面について
コメリで販売されていて在庫は店舗でばらつきがある
割と早く売り切れるので早めに確保すること
1束598円で薪としては結構安い方で
燃焼時間を考えるとコストパフォーマンスは非常に良好だ
薪として全体的にいい結果になったのでこれはお勧めできます。まぁ、コメリって都市圏から外れたところにあったりするので交通の便では不便かもしれませんが仕方ないですけどね…
検証はこれで終わり!薪選びの参考になれば幸いです。
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