バイク整備 ヤマハ RZ50 ピストン交換 デイトナピストンを使ってエンジン整備
純正ボーリングシリンダーを組んで走行距離200キロ
エンジンからの異音が相当でかくなった
このままだとエンジンブローするかも
ということでピストン交換します
YouTubeに動画上げてますこちらからリンクを踏んでもらえると異音が聞けます (1:00から)
ヤマハ RZ50 エンジンからの異音でまた分解 デイトナピストン換装
デイトナピストンに交換
腰上分解はいつもの作業なので、腰上を組み上げるところからです。
デイトナピストンは表面に何やらコーティングがされている。おそらく焼付きの防止と思う。
ピストンリングは、1st2stの区別が無い。
ベースガスとピストン取付完了。
ちなみに、スモールエンドのベアリングは距離に関係なく、ピストン交換時に毎回新品にしている。
それほど高い部品でもないし、長持ちするようにの気持ちでやっている。過去に分解したとき真っ二つになっていたからそれ防止でもある。
シリンダーが組めたので次はヘッド。
デイトナピストンはクラウンが真っ平らなので面研済みヘッドを使う。
ただ、面研ヘッドをいつも通り組むと、圧縮比が高くなることが予想できる。
そこでヘッドガスケットを3枚重ねて圧縮比を落とす作戦に出てみた。
何事も試してみないと何もわからない、一応実験も兼ねてやっているので、ガスケット吹き抜けなど不具合が起こるかもだから皆さんはマネしないように。(2枚重ねで不具合が出たことはない)
ささっとヘッドを組む。
トルク値はマニュアル通り。
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デイトナピストンに換装
エンジン異音の原因
すべて組んで元通り、これで交換作業は終わり。
あとは、慣らししてしばらく走って様子見。で、異音の原因はピストンクリアランスが過大で首振りによるものだった。
同じΦ46でも、微妙に仕上がりの寸法が違うみたいでデイトナの方が大きいくクリアランスも少し狭くなる。
おそらくこれで異音は出にくくなるはず。
さてどんな変化になっているか、走らせてみよう!
数百キロ走行後
エンジンの特性 8千ぐらいまでの中速域はトルク感はなく普通に回り、それからの高回転域はちゃんとパワーが出て伸びも良い。
高回転域では、なんだか壊れそうな音が出ているので維持するのは良くないかも。クランクのがたつきがもしかすると原因かもしれない。
ヘッドガスケット3枚重ね ヘッドガス3枚使用してみたけど思惑通り圧縮を落とすことができた。懸念された冷却水の漏れと圧縮漏れは起きていない。
換装後
換装していろいろとデータが取れた、やはりSP(レース)仕様の方が圧倒的に速い。デイトナボアアップシリンダーは、改造ベースにはいいけど、そのままではパワー不足と耐久性不足に悩まされることになるだろう。(ピストンは耐久性があまり良くない)
ここ最近、社外含めパーツの欠品が目立つ。デイトナボアも純正シリンダーもなんとすでに廃盤になっている。
今後は維持がさらに厳しくなりそうだ、ていうかもうなってる。
RZの今後
実はまだ一つ問題が解決できていない。
サイレンサーからのオイル吹き出しだ、これは何とかしないとまずい、何やってもよくならないのでボアアップ辞めて50ccに戻そうかと考え中。
手持ちの中古ノーマルボアシリンダーがいまいちなら、NS-1系のピストンを使って55ccとかチョイボアアップも良いかと思う。
オイルが出ているせいで、やりたいことができてない状況が続いているので何とかしないとな~