旅は6日目、今日から沖縄の各地を巡るわけだが「白い砂浜で海水浴にシュノーケリングだ~」っと思うかもしれないけど実はそんなことにはまったく興味がない。
沖縄では戦争の跡や、祈念館を見学することが目的なのだ。
という事で、美ら海水族館や首里城もなし!もったいないと思うだろうけどそこは人それぞれ。
最初は、ひめゆりの塔へ
ひめゆりの塔は犠牲になった学徒隊の慰霊碑で、野戦病院のあったガマ(洞窟)の隣に建立し、大きさは膝ぐらいの高さしかない。
すぐ隣のひめゆり平和祈念資料館で、より深く当時の出来事が知る事ができる。内部には、病院として利用されていた第三外科壕の原寸のジオラマが作られかなりの大きさだ。
どちらかというと縦方向に大きく深さは14m、当時は梯子で行き来していたようで出入りにはかなり難儀する。
そして、当時けが人の手当てに従事していた女学生の写真や手記の展示、わずかに生き残った方の証言の映像が放映されている。
重症にもかかわらず薬品などが不足し、まともに治療できず放置される兵士。激しい攻撃に晒され出入りしている学徒たちも負傷したりと、内容から過酷で凄惨な光景が目に浮かぶ。
貴重な資料とともに当時の様子を生々しく伝え、戦争の無意味さを実感できるこの祈念館は、沖縄に来たなら一度は訪れてほしい。
沖縄県平和祈念資料館
ひめゆりの塔から少し行った場所にあるこの資料館は沖縄地上戦についてスポットを当てている。
駐車場から少し歩くと、慰霊碑があちこちに建立されて相当な数で数えきれない。祈念館は沖縄の伝統的な建築方法で建てられて見た目は特徴的だ。
館内には当時の写真や映像、実際に使われていた品々が展示されている。砲弾がそのまま置かれていたり、錆びついたヘルメット、小銃等が透明なケースに高く積まれ壁のようになっていた。
残された残骸たちの存在は、何かを訴えかけてくるように感じる。
展示の一部には戦時中の家(立派な物でなく小屋というのが適切か?)が再現されて様子がよくわかるようになっていて、当時どんなものを使って生活していたか、興味があったのでとても参考になる。
1時間以上は滞在していたと思う、この日はこれでおしまい。じっくり見学したいので、日にいくつもまわることはしない。
キャンプ場に帰って来ると早夕方になっていた、
ここから糸満市までそこそこ距離があるのと市街地の通るので時間を消費しがちになる。
明日はどこに行くか考え中!