牡鹿半島からコバルトラインを通って女川町へ移動。コバルトラインはかなり良いワインディング、晴れていれば海を横目に走れる、ツーリングに使うルートととして最適。
そして女川町に到着
報道で何度も映像が流れ、印象深い女川町。ここもまだ造成中の箇所があり、道もかなり変わってナビが全く役に立たない。
それでも、標識を頼りに駐輪できる場所を探し当てて町へ散策に出かけた。
ここは「シーパルピア女川」、町の再活性化を計り敷地内には数多くの商店が並ぶ。丁度昼だしここで何か食って行こう!
結構広くて、案内図を見つつあちこち歩きまわった。
1店舗だけ海鮮丼をやっている店があるようでどんなメニューがあるかな?
外にメニュー張り出してあるので何があるかよくわかる。
さぁ、どれにしようかな?マグロ丼も良いけど、いくら丼もいいなぁ。
久々にいくらが食べたいのでいくら丼にしよう!というわけで店内へ。(店内の写真は撮ってない)カウンター席に座り注文すると5分後ぐらいにいくら丼が登場。
やっぱ、久しぶりに食べるいくらはおいしい。いくらとご飯の量は普通、おいしさのあまりあっという間に食べてしまった。
昼食後は、もう少し散策しようと海側に行ってみた。
海沿いは、全面工事中で柵のおかげで海には行けない。そして、一画に建物らしきものが横たわってる。これは非常に衝撃的な光景だ。
これは女川にあった交番の建物で、津波の威力で土台から根こそぎ倒されて、津波の恐ろしさと、強烈なパワーだったことが良くわかる。女川町に来たら足を止めて、とてつもない自然災害の跡を実感してほしい。
大体を見回ったようで散策はここらへんでおしまい。さあ、キャンプ地に帰ろう。
帰ってきたら昼はとうに過ぎていた。ここから数十分北に行ったところに、道の駅とそれに隣接する温泉施設があるのでそこで今日は風呂に入ろうかな。
クレミアは史上最高
道の駅「上品の郷」(じょうぼうんのさと)は広大な敷地と広い売り場、隣に温泉「ふたごの湯」が隣接していて道の駅としてはめずらしいと思う。
まだ、風呂には早いから店内をうろついていると、クレミアソフトというのぼりが出ているのに気づいた。これは見た事ないし、贅沢な素材をたくさん使っておいしそうな雰囲気が出てる。
価格は500円とソフトクリームでは過去最高額(自分の中で)、少々迷ったが思い切って買ってみた。
券売機で券を買って、店員さんに渡すとすぐ出てきた。それで、食べてみるとこれはすごく美味い!濃厚なクリームにカップはラングドシャ、この組み合わせは非常に良い。濃厚だが後味はすっきりで食べやすい。
はっきり言うと、今まで食べたソフトクリームの中でダントツに美味い。値段に見合った内容で、買って良かった。これはほんとにおススメ、食べないと後悔するよ!
アイスに舌鼓を打ったあとは、良い時間になったし風呂に入るかねぇ。隣接するふたごの湯は、広々とした内風呂に露天風呂、サウナに水風呂と洗い場の数もある。
鉄分多めの泉質で体がよく温まる、温度は41~42度ぐらいでちょうど良い。料金は平日500円、その他は700円で施設内には食事が摂れるレストランあり。
風呂上がりの帰り道に、一瞬視界に映った物が気になりもしやと思い近づいてみると…
やっぱりそうだ、仮設住宅だ。被災者の一時的な住宅として建てられたもので、取り壊しが決定しているので今は居住者はいない。
何年もたった今、完全に元通りになるまでまだまだ時間が必要と思う。原発の問題も相当山積みで、四苦八苦しながら少しづつ廃炉に向かうだろう。
一方で爪痕がほとんど残らない地域は、時間とともに震災という出来事が記憶から離れ徐々に風化しているように感じる。