市民の森5日目は、イオンで買い出しをしたぐらいで他は何もせずのんびりと過ごした。
昼は贅沢に寿司
夜は豪華にお惣菜の嵐
6日目
この日は晴れ、どこに行くわけでもなくまったり。出かけようと道を走っていると、1本だけ桜が咲いているのに気が付いた。
思えば、桜前線に追い抜いたり抜かされたりで、ここにもようやく春が来たようだ。石巻に来てからひどくなっていた、花粉症も少し良くなっていた。
夕方近くになると風呂を求めて、またふたごの湯へ入りに行った。あまりにもおいしかった、クレミアソフトをまた購入。
2個目なんだけどやっぱうまい。溶けてくると、ラングドシャの隙間からアイスがにじみ出てくるのは仕方ないかな。
明日は雨予報、1日中テント内でゴロゴロして過ごすのは結構難儀なんだよなぁ…
その翌日は予報通り雨でそこそこ降っていて
キャンプ場から出ることはなかった
そして8日目、こんなに長く滞在するのは伊豆以来。どうやらこの先やっと天候が良くなるので、明日出発することに決定。
翌日パッキングを簡単にできるように、荷物はまとめてあとは当日困らないよう、ある程度の食べ物を調達しておきますか。
買い物の時に見つけた珍しさあふれるカップ麺発見!
どんな味なのか想像がつかん。
で、味噌カレーミルクラーメンの味は…
はっきり言うと「まずい」
それ以外に何もない
これが答えだ
まあ、味の感じ方は人それぞれ、あくまで個人的な意見と思ってほしい。
そうして夕方。管理人さんが教えてくれた銭湯に行ってみた。
ここは「つるの湯」といって、地元の方が良く利用する昔ながらの銭湯だ。
のれんをくぐると番台のおばあさんが、その先に脱衣所そして風呂。風呂の広さは2~3人ぐらいしか入れない。湯は熱めで長風呂は無理かな。
ここも津波の被害を受けて設備が故障、その後ボランティア等の協力で設備は復旧し営業している。キャンプ場から1番近く、シンプルな感じが良いならおすすめする。(現在は利用客減と店主の高齢により閉店している)
石巻から次のキャンプ地へ
出発の朝、管理人さんから「コーヒーでも飲んでゆっくりしてから行きな」と声を掛けられ、しばし事務所の中でまったり。
聞くつもりはなかったけど、話の流れで震災時の事を少し聞かせてもらえた。二人の管理人さんは高い場所に居て助かったが1人は山の近くにいたため、津波よりがけ崩れの方が怖かったと言う。
もう1人は、目の前で自分の車が流されていく光景を、ただ見ているしかなったと話してくれた。少しでも話が聞けたのは、ほんとに貴重な経験となった。
管理人さんに、別れの挨拶を済ませキャンプ場をあとにした。津波の被害にあった地区を周りたく、ここからは海沿いに北上。
国道398で最初に着くのが南三陸町。
立ち寄ったのは南三陸さんさん商店街。シーパルク女川と同じく、復興再建と活気を取り戻すために作られた。飲食店や土産屋が数多く並ぶ。
一方で周辺地域はまだ整地作業中。土台だけ残っている所、手つかずで当時の姿を残している建物がある。
次に気仙沼市
写真には収めてないけど、ここはほぼ元通りになっていると思う。あれだけの被害だったのに、ここまで復旧が進んでいるのはすごい。
少し北に移動して陸前高田市へ
いままで見た北地域とは違い、道路沿いにしか見れてないけど辺りには何もない。町の再建には程遠い状態、地域によって大きく差がついていることが良くわかる。
道路に近くに、手付かずで廃墟になったマンションかホテルが、そのままになっていて不気味な雰囲気が漂う。
写真を撮ろうにも、片側一車線の道で歩道がなく止めることができない。上の写真は現場から少し離れた所で撮ったもの。
続いて大船渡市
ここはどちらかというと、復旧は進んでいると思う。一部分は工事中だが、元の街並みを取り戻しつつある。
被害を受けた所をいくつか見てきたが、地域によって復旧の進み具合い大きく差があることが気になった。復興とは名ばかりで、裏では細かい所に行き届いてないのが実態だろう。
この先道路などが整備されても、そこに人々が移り住むかはまた難しいこと。どおいった方向で再建し、またいつか来るか分からない津波に対して、どんな対策をするかも今後の大きな課題なのは間違いない。