バイクで一人旅 四国編 その7
今日で家を出て2週間、今日からは市内散策に出かける。いつまで居るかは、今後の天気次第。余り長居すると季節が変わってしまうので、それまでには引き上げることにする。
20年ぶりに
まずは昔住んでた家に行くことに…
場所は今でもはっきり覚えていて、近づくにつれどうなってるのか気になってしょうがない。家の周りに県道44号線ができて昔の道を残しつつ新しい道ができている。
昔の家に着くとあるはずの家がなく、近くのお店の駐車場になっていて、悲しいことに何も残ってない。
まぁ仕方ないかな、借家だったし築年数も古かったし。その家の周りには友達の家が点在する、断片的な記憶を頼りに辺りをうろついた。
それらしい場所に来ると、マンションやアパートが建っていたり、引っ越しとかでどこかへ行ってしまったようだ。万が一見つけても、押しかけたりはしない、いきなり来られても迷惑だろうし。
友達については、今でもその当時の顔と声ははっきり覚えていて、一緒にいっぱい遊んだことも記憶の中にある。
どこにいるか分からなくても、元気でいてくれたらそれでいい。
後は駄菓子屋巡りに出かける、9か所ほど知ってるけど実際に行けたのは3か所で、記憶が断片的なのと景色が変わって道が分からなくなって行けなかった。
その一つの駄菓子屋のおばちゃんは、今も健在で元気そうに店番をしている。ただ、20年の歳月が流れているのでそれなりに姿が変わっていた。自分もそうだがやはり「歳をとったな」と思う、改めて20年という時間の経過を感じた。
母親から毎日100円をもらい、どこの駄菓子屋に行こうか、何を買おうかわくわくしながら買いに行ったのを覚えている。すごく懐かしく思い、その時の光景も頭の中によみがえる。
しばらく話し込んだ後、駄菓子をいくつか買って店を出た。いい時間になったから、今日はキャンプ場に帰ることにする。
次の日
今日も適当に散策に出かける、走ってると1本の道路に出た、よく通った道だった。バイクを止めて少し道を歩く、こうしてみるとあんなに大きかった道なのに、今はすごく狭く見える。この道は、通学や遊びに行く時に必ず通る道で、結構思入れがある。
公園や神社にも行ってみたが、公共施設なのでさすがにここは変わって無く、子供の頃の行動範囲は意外と狭くて「こんなものだっけ?」と思った。
ゆっくりしていると、時間はあっという間に過ぎてしまう帰りに地元のスーパーに寄って買い物を済ませる。
イオン高知に行くのもありだが、サニーマートとかのスーパーが良い、値段で負けるかもしれないけど、商品は良い物尽くめ。天然物を扱っていて質が良く、味も最高。
地元スーパーは隠れた名スポットかもしれない。
一つ気になったのが、買い物するともらえたブルーチップが貰えなかったことで、辞めてしまったのか分からないけどちょっと残念に思う。ペロペロ舐めまわして台帳に張り付けてたなぁ…
今日もいっぱい収穫があって、変化もあり楽しめた。