知っているようで知らないEVバイクの出力別区分 電動バイクの免許制度、税制度に車検はどうなるのか?

 

電動バイクの出力別区分

 

 昔は少なかった電動バイク、これからは電動化が加速しどんどん車両が増えることが見込めます。

 そこで、気になるのが出力に対する免許や税金などの法的区分です。この記事では、その疑問を解消できるように解説していきます。

 

第一種原動付自転車

 

 出力 600Wまで 50ccの原付に相当

 必要な免許 原動機付自転車、普通自動車とそれ以上の上位免許

 交通法で二段階右折、時速は30kmの制限があります

 税金 原付の扱いなので市町村によりますが大体2000円

 登録先はお住いの市町村になります

第二種原動機付自転車甲 乙

 

 出力 乙 600~800W 甲 800W~1000W

 乙は50cc~90cc 甲は90cc~125ccに相当

 必要な免許 小型普通二輪(AT限定可)それ以上の上位免許

 二段階右折等の制限なしで使いやすく、乗るのであればこちらが良いと思います。

 税金 乙 2000円 甲 2400円 市町村により違いがあるかもしれません。

 登録はお住いの市町村になります

 

二輪の軽自動車 軽二輪

 

 出力 1000W~20000w未満

 126cc~400ccのクラスの軽二輪に分類されます。

 必要な免許 中型二輪免許(AT限定可)と上位免許

 税金 3600円 初回登録時に重量税がかかる

 登録は運輸局になります

 

二輪の小型自動車 小型二輪

 

 出力 20000kw~

 400cc超えの車両に相当

 必要な免許 大型自動二輪免許(AT限定可)

 税金 6000円 重量税 初回登録時のみ(車検が無いため)今後変わる可能性あり

 登録は運輸局 車検について国交省は現在(2021年3月)検討していないとしている。つまり、車検は不要となります。しかし、今後台数が増えることが予想されるため車検が導入されると思います。

 

自作も含めたまとめ

 

 今現在制定されている内容でまとめてみました。電動機の出力で区分がかなり変わるという事が分かります。現状ではほとんど普及していないため、自作をされる方が気になる内容かと思います。

 アマゾン等で簡単に手に入る電動機は1KW以下が多く出力が、600W程度だと速度の面で劣りますので1KWぐらいが最低でも欲しい出力になるかと思います。

 税金アップになりますが複数個、単体で1KW超えを狙うのも登録が複雑ではないため有りかな。20KW以上は多分手に入らないので自作は現実的ではない気がします。