アドレスv125 キャリア自作でサイドバッグ化 スクーターの積載量を増やすツーリング仕様に改造

 

アドレスで旅する事数万キロ

そのたびに気になっていることがアドレスへの積載方法だ

いままで純正キャリアに板乗せてバッグを取り付けていたけど

多少慣れてきたのはある…でも非常に操舵性が悪い

 

これを何とかしないと」と思い、頭の中にあったサイドバッグ化をついに実行に移すことにしました。

 

アドレスv125 サイドバッグ化
キャリアの制作

 

自作キャリアを作る前に必要な工具を紹介しよう

① ボール盤

 金属に穴あけ加工する際に、ある程度は精度が求められる。ボール盤があれば作業性良く、高精度で加工できます。

② グラインダー 

 金属の切断加工がかなり入るので。これなくしてははかどらない。研削、切断砥石も必要。

③ 電動ドリルドライバー

 手工具でもいいけど、ボルトナットの締め付けや緩め作業に必須。分解再調整の作業時に役立つ。

 

最低この3つは持っておいてほしい

 

 

使う材料は穴あきのアングルと、L字金物、平らな金物の3種類。

穴あきのアングルは棚作りに使うものです。

 

 

90度近く曲げるために切り欠きを作って曲げる。

 

 

2箇所曲げて、コの字にする。

 

 

ここからは完成品の画像で解説を進めていきます。

キャリア取付兼、補強用にバーをいれて両端をL字金物で固定。バーは同じ棚作りで使う金物、L字金物は幅15mm厚さ5mm。力と重さがかかるので、強度不足にならないように注意。

 

 

バーにM8×65mmのボルト、高ナットとワッシャを入れて位置を調整。

ボルト先の平らな板は純正キャリアをここで受けるための物。さらに、斜めに補強を入れました。

 

 

次は、バッグの受けとなる部分を作ります。

ここでも活躍するのが、L字金物。

厚さ6mm長さはバッグに合わせて調整してます。

 

 

裏から見るとこう

フラットバーをL字につなげ、フラットバーと穴あきのL字をさらにL字で連結。これで、ねじれ防止と補強ができた。

 

バッグ固定用のベルトをフラットバー、M6ボルトで固定。脱着のしやすさやベルトのずり下がり防止で取り付け。

 

 

各取付の位置関係 ↑ ↑ ↑

使うボルトはM8でできるだけ統一してます。

 

大部分が完成→車体に取付

 

 

バッグもつけてみました。

見た目が完全旅仕様になり、外観がかっこよくなりました。

 

 

リアビューも良い感じだ!

 

 

取付で一番苦労したところがここ、リアキャリアの丸棒との接合。

金具を探してみたらすごくいい物を発見しました。

 

 

角型ムッフというこの部品。

丸棒を留めるための金物で、丸棒同士は90°角度がついてます。これがドンピシャで大当たり!

これ以上にピッタリなものは無いという事で即購入。

材質は亜鉛ダイキャスト、付属ボルトはM8だが二面幅12mm、ピッチは通常より広くここ専用のボルトになっている。

これならがっちり固定出来て、強度面も心配することはない。

 

純正リアキャリアとの連結は、自作キャリアからL字金物を付けてさらにL字にもボルトを付ける。M12×65mm

M12のボルトをムッフに差し込み、ナットで締め付け。

ムッフ側のボルトも締めてより強固に固定しています。

この便利なムッフのおかげで、どう固定するかの問題はきれいに解決できました。

 

自作キャリアと純正キャリアの固定

 

キャリアの固定は全5か所、中間地点の2点はスペーサーをいれて下側から板を挟みナットで固定しました。

鉛筆があるところに純正キャリアがきます。

 

 

キャリアの一番後ろはこのように固定します。板材で純正キャリアを挟むだけのシンプルな構造です。

 

rockbros 防水サイドバッグの固定

 

 

バッグの固定はタイダウン用のベルトで中間位置で縛る。

これだけでは落ちてしまうのでさらに追加でバッグ上部を固定。

 

 

バッグには手提げ用の持ち手が付いている。

この持ち手を、長さ20mm程度のL字金具に引っ掛けて落ちないようにしてます。

さらに、余ったベルトの端で持ち手が外れないようにしたら完璧です。

 

 

自作キャリアの取り付けとバッグの固定完了
ここで作業は終了

アドレスv125 サイドバッグ化もひと段落

 

とりあえず完成、後は壊れないかだけが心配。

ツーリングになると荷物だけでも20kg前後になり、曲がったり何かが外れたりするかもしれない。

ここらはへんは誰にも予測できないから出たとこ勝負になりそう。

今後は、実際に使ってみて問題が出ないか探り、その都度最適になるように改良を加えていきたい。