焚火にクスノキ「楠」を使ってみました
どんな特徴があるか探っていきます
クスノキ(楠)とは?
楠は九州が一番の生息地で、太く高く育つ。防虫剤でよく使われる樟脳の原料になる木で、独特のにおいがする。木自体に防虫効果があり、家具によく使われ、薪として出回るのは珍しい。比重0.52とヒノキ(0.41)よりやや重く硬い木材。
それでは薪にした時の特徴を見ていこう!!
クスノキの加工性
まずは斧で割ってみる、ナラ(楢、比重0.67)よりは割りやすいがやや力がいる。
切断は結構しんどい。根気よく鋸を挽けば、切ることができるけどやっぱ硬い。
最後は、フェザーに挑戦。これは思ったより薄く削りやすくうまくいった。
これなら、数本は楽に用意ができる。
クスノキの燃焼
さて本題の燃焼に移ろう。今回用意した薪は、中割(長さは32cm前後、太さは7~8cm)25kgを使う。着火はいつも通り、細かい焚き付けを使って着火。簡単に燃え移り着火性は良好で薪をさらにくべた時も問題なく燃焼が始まった。
くべていく薪の量は常に2~3個は燃えている状態を保つようにしている。くべる時は、必ず空気の通り道も確保するように。
熾火になると火力はさほど落ちず、割と長く燃焼している。
炭は硬く火ばさみで持っても崩れない。
夕方6時から始めて最後の薪が熾火に変わった時、時刻は12時を少し過ぎていた。25kgの薪で大体6時間焚火をしたことになる。
火力をそこそこの状態で、これだけ長くできるとは中々良い成績を残した。これは薪の太さがあったことが要因なのは間違いない。
クスノキのまとめ
加工性はどちらかというと良好な部位に入る
広葉樹の中でも柔らかい
燃やしてみると火付きは良く太さがあれば
火持ちもよくなり長時間の焚火もできる
燃焼時間はヒノキ以上楢以下
入手性はネット使わないとまず手に入らない
コスパは25kg一箱で送料込み3600円
やや高めの値段で1kgあたり144円
ホムセンのキロ100円ぐらいの薪には負けてしまう
ざっくりと調べたこんな結果になりました。コスパは良い方ではないですが、独特の芳香など特徴がありますので気になる方は使ってみて下さい。いつもとは違うものを使うと、ちょっとした変化が良い刺激になるかもしれません。
あと保管は、室内は避けましょう!室内だと樟脳の匂いで充満してしまい結構臭いです。
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