薪にリンゴの薪使ってみました
どんな特徴があるかな?
リンゴの薪って?
今回手に入れたリンゴの薪は、おそらく果樹園とかで役目を終えた木を伐採したもの。
流通はほとんどなく、工芸品として利用されるぐらい。生息は日本中どこでも見られる。比重は0.8と重い。
リンゴの加工性
加工性は、結論から言うと良くない。かなり堅めの木なので割るにしても切るにしてもやりにくい。
フェザーも削りにくく、削ったらぽろぽろと落ちてイマイチな出来になった。繊維の方向も曲がっていることも加工性が落ちる原因の一つだ。
リンゴの燃焼
薪のサイズは、長さ40cm、縦横合計10cm前半の中割15kgを使う。
焚き付けを燃やしてすぐ分かることは、火付きがあまりよくないことだ。着火が心配なら細割を数本用意しよう、これで着火はしやすくなる。
後に、熾火が少なくなる傾向にあるので常に3本は燃えているようにした。
焚火はこのまま順調にいくかと思いきや、妙に燃焼スピードが速い。開始から2時間で半分以上の薪を使っていたのだ。比重が重く身の詰まったこのリンゴの木はかなり持ちそうだと思っていたが予想は外れた。
火力はそれほどでもなく、ゆっくり燃えて炎もあまり高くは上がらない。それから焚火開始から3時間30分、全て熾火に変わり薪を燃やし尽くしここで焚火は終了。
熾火も割と早めに燃え尽き、灰の量も多い。燃焼時間は短く比重の割にはあまり長持ちはしなかった。
リンゴの薪まとめ
硬い木なので加工性は良くない
燃焼時間は割と短く15㎏使って3時間半で燃え尽きた
火付きの悪さは細割を追加で解消できる
焚火中は一切爆ぜない
火力は高くない印象を受けた
入手はネットのみ
コスパは良くない、送料込みで3000円と高い
ここまで特徴を見てきましたが、薪ストで空気量を調節してゆっくり薪を燃やすという使い方がリンゴの薪にはあっていると思います。
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