バイクで一人旅 九州編 その4

 今日で6日目、いよいよ阿蘇に行く。と言ってもどのルートで行くかは決めてなく、とりあえず来た道を進むのはかなり時間のロスなので、ナビに表示されているフェリー乗り場に直行する。

 乗れるか分からずにイチかバチかで行ったが、難なく乗れた。乗船したフェリーは、長崎と熊本を結ぶ有明フェリーで時間にすると45分と短め、1時間に1本の割合で運行していて利用しやすい。料金は大人とバイク125cc以下で1220円と安い。九州西部の観光の肝はフェリーを使うことで時間短縮したり島々を巡るのに大いに役立つ。

 キャンプ場から乗り場まで国道251号線を道なりに数時間走れば到着しアクセスも良い。この際雲仙市に来たんだから、雲仙岳や災害記念館を観光したいが熊本行きを優先したため、また来た時の課題にすることにした。(なんか課題ばっかり増えてるような気がする…)




 

熊本県に到着

 船から降りるとそこは熊本県、ここ長洲町から阿蘇まであんまり遠くなく、90キロぐらいとのんびり行っても時間はかからない。国道208号線から57号線に乗り換え、しばらく進んで迂回の看板に従ってミルクロードから阿蘇市に入る。

 先の地震で、橋が壊れてしまったため熊本側からは入るにはこのルートからしかない、橋の完成には確か7年ぐらいを要するので今後しばらくはこのまま。

 迂回路に車が集中するので、ミルクロードは渋滞気味でノロノロ運転が続く。上りから下りになると阿蘇がいよいよ見えてくる、道路横のスペースに停めて景色を眺めながら、休憩したり写真を撮ったりできる。

ミルクロードから

 阿蘇市に近づくにつれ渋滞はゆるやかになっていった。観光…は今日はできない、やることがたくさんある。まずは野営場に行って設営を済ませないと。
勾配のある阿蘇パノラマライン(国道111)を上る事数キロで入り口に着いた。利用する野営地はここ阿蘇市坊中野営場
敷地が相当広くサイトはいくつかに区切られている。サイト自体も広く何張りも行けそう、予約は必要ない(道具を借りる、複数人で利用は予約必須)当日どこのサイトに張っていいかが割り振られる。

 バイクは乗り入れ可能、一泊千円と旅人にはきつい料金、今回は2泊するので2千円かかる…
設備は各地に点在していて炊事場は屋根なし、トイレは残念ながら掃除が行き届いてないし、トイレットペーパーも切れている千円出しているのにこれはないよな…

 設営したサイトは、管理棟すぐ横で風も日も当たらない所にした、地面がすごく柔らかく金槌を使わず手でペグがさせる程。

 テントを立てたら、買い出しに洗濯に、風呂だ。ゆっくりしている暇はない。国道まで下りて竹田市方面に行くとスーパー(えびすぱ~な)道路を挟んでGSあり。近い場所にあるのでかなり便利、ホームセンターも隣接していて何か揃えるにも良い。

 次に風呂、阿蘇駅近くの阿蘇坊中温泉夢の湯が一番良い。源泉かけ流し(温泉はやっぱりこれ)内風呂はそこそこの大きさで、湯温も丁度良く泉質も最高。大人410円。一度は行ってほしい所。

 この温泉施設にはコインランドリーが併設されており洗濯中に入浴を済ませるなど時間を有効に活用でき利便性は◎

入り口は駐車場奥になる

 

 GWだけに人で一杯、混雑するのは致仕方ない。
立地の良さから利用客は多い。

 

 

 

 

 キャンプ場に出たり入ったりしていると、次第に人が増え自分のいるサイトは満員になった。しかし、騒ぐ人はいないのでとても静かだ、用事をしているとあっという間に時間が過ぎて、あわただしくしていた今日はこれにて終了。