今日は15日目、朝から阿寒湖に向かって走り出す。国道241はかなりの高低差とヘアピンが続くかな~り楽しい道になっている。おかげでタイヤの端っこがばりばり削れる。
阿寒湖の前にちょっと寄り道
国道420号線からわき道にそれると、ある建物が目に入る。
ここはアイヌコタン(アイヌは人、コタンは集落という意味)と呼ばれる所でアイヌにちなんだ雑貨品や土産が売られている。この日、朝早く来たためかどこも開いてない。
ライダーは朝早いから仕方ない、アイヌの特徴的な建物を見学していくことに…
道路の両脇にずら~っとお店が並ぶ。
開店時間は多分10時からかな?
正面入り口はこんな感じ。
電線が非常に邪魔、ここだけでも地中化できなかったのか。なんかもったいない。
木の幹を大きくくりぬいて作られれた何とも面白い作りをしている。
チセ(アイヌ語で家の意味)はアイヌの伝統的な建物。
丸太で柱と梁を組み、木の樹皮や笹で壁と屋根を作っている。
これで極寒の北海道の冬を越していたのだからすごい、寒がりの自分にはとても越冬できそうにない。
この辺りは温泉やホテルが立ち並ぶ、絶好の観光地になっていて長期滞在でのんびりするには良い場所だ。
次は阿寒湖へ
阿寒湖の遊歩道に行くため駐車場を探すが、見つからず近くのコンビニに留める。(ほんとはダメなんだろうけどね…)
遊歩道は阿寒湖畔ミュージアムセンターの横から入る。
森の中をしばらく歩いてやっとこさ湖面に出た。
ここまで大分時間がかかったけど、目の前が急に開けて湖面が一望できる光景はなかなかの物。阿寒湖は水質がきれいで底が見えるほどだ。
この看板の撮影も目的の一つ。
ほんとにここまで遠かった、この先も何かあるようだがここで終わり。
まだ行く所はあるからね。
ちょっと戻って摩周湖
弟子屈町に戻り道道52号線で一気に摩周湖第一展望台に足を進める。
歌の歌詞にもなった霧の摩周湖、霧がぶっ飛んでいくほど本日は快晴で雲一つない。展望台からの見晴らしは何とも格別。
風がないおかげで湖面が鏡のようになって、周りの山々が映る貴重な瞬間も見れた。
十分景色を堪能したから今日の野営地に行くとしますか。
別海町
野営地は別海町でと決めていたので国道243号で道なりに進む。
243号の周りは牧場が広がるのどかな道だ。
走っていると北海道特有の標識発見。
眺めていると、1頭の牛が近づいて来た。
そこそこのスピードで走ってくるから、土手を超えて来るかとビビってしまった。
道路わきに野営地へ案内の小さな看板を右へ。道なりに行くとすぐに今日の野営地、別海町ふれあいキャンプ場につく。
ここのキャンプ場は敷地が広く、地面は手入れされた芝生で快適。サイトはフリーでどこでも張っても良い、おすすめな場所は管理棟横の常設テントの下。
この日は日差しも強くて、めちゃくちゃ暑かったので助かった。天気が悪い時もここでしのげそうだ。
トイレ、炊事棟は屋根付きで掃除も良くされて問題ない。
管理棟内でケータイの充電もできるサービスもありがたい。買い出しは、国道に出て西別川の真横にセイコマがあるバイクで5分ぐらいかな。
セコマでメロンフェスが開催中で、メロンを使った食べ物の中の1つがこれ。
汗が噴き出るほど暑い時にこの冷たい炭酸をほんとにうまい。
用事が済んだら次は風呂、そう風呂だ。なんと風呂はこのキャンプ場からバイクで5分程の所に別海町交流センター郊楽苑で入れる。(大人500円)
近くて便利、しかもここの温泉は泉質が日本の中では相当良くて有効成分はそこらの温泉より数倍濃ゆい。
湯加減は丁度良くお湯の色は真っ黒で今まで見たことのない色をしている。別海町かその周辺で泊まるのなら、ここは必ず来るべきところで超おすすめ。
このキャンプ場は今まで泊まってよかったと思うキャンプ場の中で1番だ。特に不満もなくて、北に行けば開陽台と野付半島、東は納沙布岬に西は湖と拠点にするにはもってこいの超好立地だ。管理人さんご夫妻の丁寧な対応には好感が持てる。
料金はバイクを管理棟裏の留めれば一人1泊500円。
今日もあっという間に終わり
夕食のカプメンとおにぎりをばりばり食べつつ色々考える。
この先どこをどう進むか、まぁこれは毎日の日課でもあるけど。
程よい疲れでこの日もすぐに就寝。北海道の旅もいよいよ後半に差し掛かる、これからの出来事が楽しみだ。