バイクで一人旅 北海道編 その14

 21日目、昨日お世話になったご夫妻にお礼を言い、キャンプ場を出発。

 この日の観光は襟裳岬、北海道の中でもかなりとんがった地域でとんがり好きにはたまらないだろう。




 

襟裳岬

 岬までは国道を道なりに、道道34を進めば着く。天気が良くてゆっくり太平洋を眺めつつ目指そう。

唐突に表れる名所

文字が消えかかってる

 道の端っこに言わずと知れた名所、フンベの滝がある。自然豊富な北海道ならではの光景で休憩がてらに寄ると良い。

 この336号線はトンネルが多くて、あまり景色が見られない。まぁトンネルがあるのは良いとして、その中の異常な気温の低さがなんとも身に応える。

 恐ろしく寒くて、本気で風邪を引きそうだ。この区間を通るとき厚手の装備で走ってもらいたい。

 

そんなこんなで到着!

霧が毎回邪魔をするね

 観光センターにバイクを留めて、風の館から岬への道がある。さあどんな景色を見せてくれるのかな?

 

遊歩道スタート地点から

 まだ霧が少しかかっているけど、遊歩道からの眺めも良い。襟裳と言えば、風が年がら年中吹き付ける風の強い地域だが今日はほとんど風がなかった。

 風がある方が襟裳らしいかもしれないけど,、ない方がありがたい。歩道はまだ続く。

 

襟裳岬遊歩道最突端 AM8:30

 駐車場から、15分ぐらいはかかったと思う。最突端からの景色はまた格別。さっきより霧が晴れて、先にある岩たちが見える、霧からうっすらと見える岩も幻想的。

灯台と風の館が見えるよ

 

 360°見渡す限り絶景、運が良ければこの海域に生息するゼニガタアザラシが見れるらしい。

 見てみたかったけど今日は不在だった…

 

 

 この襟裳岬は、外すことができないツーリングスポットの一つなのは間違いない。風の館で風速25mを体験できたり、襟裳にちなんだグッズが販売されている。

 もちろんいつもと変わらず、早い時間に来ているので店は開いてない。(なんかこのやり取りが定番になってきているような…)




新冠町へ

 襟裳岬から程なくして不思議というか貴重な体験をした。雲が手が届きそうなぐらい近くを通って、しかも影を作りながらゆっくりと動く様子が見れた。

 いつもこうなのか、偶然なのか分からないけどこんな光景はなかなか見られない。

 

 このまま気持ちの良い海岸線を走り、キャンプ地である新冠町(にいかっぷ)に着いた。

キャンプ場入口

 

 キャンプ地へは国道から看板の案内でわき道に行く。

 

 

 

 

そして今日のキャンプ地は半官舘(はんかんだて)森林公園キャンプ場だ

案内板

 まずは管理棟で受付、管理人さんから一昨日ヒグマが目撃されていると聞いた。これを聞いてかなりビビってしまった。

 でも安心、何故ならサイトを受付前に見回って自転車の方(この人は猛者、いや勇者だな)が泊まっていることを確認してるから大丈夫。

はあぁ…

 

 人がいるとやはり安心感が全然違う、この日は泊まることにした。

 設営場所はできるだけ1か所に固まるように言われた、もちろんそうするつもりだけどね!

 

 サイトは管理棟近くの駐車場前にある芝生で開けた所と、管理棟横の道から行ける丸太で区画分けされたサイトの2か所。

 日差しもあるので森の中の区画サイトに設営した。炊事棟は少し離れた所に、トイレはすぐそばにある。比較的このキャンプ場は新しく設備もきれいだ。

管理棟前の駐車場から

 

 1泊600円と連泊にはちと高め。買い出しは新ひだか町まで出る必要がある。

 

 

 

 で、風呂は新ひだか町方面に国道を進むと緑色の看板で案内が出ている。道を進むと右手に新冠温泉レ・コードの湯があるのでここを利用すると良い。(キャンプの受付の時に100円割引券がもらえる)

 

温泉はいいねぇ

 中は内風呂、露天、寝湯と広い浴場からは太平洋を一望できるという眺めの良さ。湯温は普通。脱衣室に続く廊下にはレ・コードの名前にちなんでいるのかレコードが飾られている。

 ロビーには品数豊富な土産と、レストランとで充実している。大人500円、割引券を持っているなら400円。

 

絶品です

 

 風呂の後はこれで決まり!この牛乳以外にも、なんともめずらしい1L入りの瓶でコーヒー牛乳があった。

 買うか迷ったけど、こんなに飲むと確実に下痢になるのでここは我慢。

 

 風呂にも入ったし後は、スーパーで買ったお惣菜を食って寝るだけ。今日も良い1日だった。