旅は60日目、もう2ヶ月も経ったのか。今日の予定を消化してキャンプ地に着けば旅はほぼ終わりだ。よし、出発だ!
山口の名所 カルスト台地
山口にはいくつも名所が存在する。その1つ、カルスト台地に行ってみよう。ここからだとそう遠くない。国道490号線を南へ、県道242号に移ればあとは道なりだ。
進むにつれて景色ががらりと変わった。四国のカルストは、高低差が相当ある山々で自然の荒さが見て取れるが、山口のカルストは高低差はあるものの全体的になだらかで落ち着いた印象を受ける。
さらに進んで国定公園の中に入った。
バイクを止めてあとは徒歩で移動だ。
公園内の展望台からは、どこまでも続くカルスト地形が見える。カルスト地形は恐ろしく広く広範囲に広がっている。視界に映るのはごく一部だ。
少し南に行けば、秋芳洞もある観光には良いと思う。道も走っていて楽しいしツーリングにも良い。時間があればじっくり見て行ってほしい所だ。
山口の名所 角島
国道316号で長門市へ移動し、191号へ戻って海沿いを走行。山口県の北側にはいくつもの島々が点在する。その内の1つに観光名所として名高い「角島」へ行ってみよう。
長門市からはそう遠くなく、1時間も走れば到着する。県道へ進んで、角島大橋に着いた。
快晴の空と青い海の景色は別格。しかし、この光景どこかで見たような気がする。そうだ!古宇利島だ!どういうわけかよく似ている。古宇利にも負けないぐらい角島も良い景色だ。
橋を渡って島の端っこへと行ってみよう。島の西側は公園として整備され、白い砂浜の海水浴場やキャンプ場もある。
灯台公園の灯台は人気のスポット、展望台からも景色が見られる。
角島灯台は洋風な造りでオサレだな。
さぁ、次へと移動しますか。191で角島から下関方面へと進み、県道245号を経てわき道へと入った。わき道は細く離合が難しい、飛ばさずゆっくり行こう。
山口の名所 本州最西端の土地
名所を周るのはこれで最後だ。のどかな風景が広がる道の先に目的地の「本州最西端 毘沙の鼻」がある。端っこを極めたい人は、必ず行かなければならない場所だ。
駐車場に留めて、そこからは徒歩で端っこへ向かう。整備されているおかげで、上り坂が続くけど緩やかで歩きやすい。これなら膝が痛くはならない。
10分程度歩いて本州最西端についた。
今日は天気が良くて海を見渡せる絶好の日だ。
目の前の蓋井島がはっきりと見え、左を見ると下関市付近の島々が、右側は何も見えない。海上のもやがなければ、角島が見えるそうだ。
さて、最西端も行けたしそろそろキャンプ地へ移動を始めよう。予定していたキャンプ場を変え、ナビに載っていたキャンプ場にした。距離と利便性がいまいちだったからだ。
ときわ湖畔北キャンプ場
キャンプ場は宇部市、下関から国道191→2→190と走るとすぐである。キャンプ地は常盤池の北側に位置している、この池は海の近く、そして街中にあるという大きな人工池だ。
泊まるのは「ときわ湖畔北キャンプ場」、利用料は無料だが受付が必要だ。予約もできるので事前に電話で場所確保した方が良いだろう。
受付は、ときわ湖水ホールで簡単な書類を書けばいい。キャンプ場と大分離れているので少々面倒。
サイトは番号が振られて15番まである、今回は奥の10番にした。後ろは木が生えて、日当たりは悪い。
乗り入れ不可で、駐車場に留めて目の前の事務所でリヤカーを借りて搬入となる。これがかなり大変、距離があるので荷物の多い人は一苦労する。
設備はでっかい建物のトイレに水場とバーベキューのコンロ。
特に不自由はしない。
買い出しは、池をぐるっと囲む道にコンビニが数件、スーパーはマックスバリュー恩田店が近い。
肝心な風呂は見つけられず今日はあきらめた。昨日入ってるからまぁいいや。そして、夕飯はバッグの中にあった最後のカップ麵。もう終わりか、と寂しさを感じつつ麺をすする。