今回はクリの薪を探っていきます
クリ 広葉樹、栗の実がなる木としてだれもが知っているだろう。実は美味しく調理の幅も広く身近な存在です。一方、頑丈で湿気に強いことから建築用の材料としても使われています。
薪としてあまり広く使われていないようで購入は通販のみ。一箱約12kg2000円で大きさは中割、長さは約30cm。一本当たりの重さは軽くケヤキとは大違いだ。
クリの加工性
まず割ってみると難なく割れて木がどこかへ飛んで行ってしまった。
これなら「割る」に関しては問題なし。やや硬めのヒノキといったところかな。
次はのこぎりで切ってみた。これは先ほどと違いちょっと硬くて切りにくい。
何本となると手が痛くなったり、すぐに疲れてしまうだろう。切断は△。
となると削ることも簡単ではない。硬くてナイフを握る手がすぐに痛くなってしまった。
削るは「×」だね。
クリの燃焼実験
最低でも半分の太さにすることで着火しやすくしている。
ある程度火が安定した所で、薪を入れて消えることはなかったので着火性は問題なし。
ちゃんと製材されている弊害か4本ぐらいくべてないと消えてしまいそうになるのはお約束か。
燃えた後は…
熾火の状態 火力はたかいままで燃焼時間も長め。灰は舞いにくい方だと思う。
1箱燃やして約6時間程度の焚火ができました。比重の関係でやや早めに燃え尽きるようです。
まとめ
加工性は硬くて悪い
燃焼時間はケヤキと比べるとやや短いが
火力は高い
入手はネットのみでコスパは
ナラなどには負ける
たまに違う薪を使ってみたい方にはいいかも
いつもとは違う木に触れることは新しい発見があるかもしれません
簡単にですがクリの薪の特徴を調べてみました。いろんな木を燃やして特徴を探っていくのは、木の個々の特性が発見できてとても興味深く面白いです。
これからも、もっと木を見つけては使ってみたいと思います。もし、この記事が薪選びの参考になれば幸いです。
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