タイヤにパンクは付き物で、長旅に出かけるなら修理キットを装備の1つに加えておかなければなりません。もし、出先でパンクすると立ち往生してその後の予定を大きく崩します。
町中であればバイク屋を見つけて修理ができますが、山々に囲まれた何もない土地だと絶望感が湧いてきます。さらに電波が入らない秘境ともいえる場所だと完全に詰みます。
修理キットがあれば安心感があり、いざという時には余裕をもって対処できます。
BAL(大橋工業)のパンク修理キットは数ある中でもおススメの1品です
一人旅の最中は幸いにもパンクすることはありませんでしたが、近所のスーパーに買い物に行ったときに釘を踏んでパンクしてしまいました。
その時の修理時の写真を撮ってないのが非常に残念です。
言葉での使い方の説明になりますが、修理方法は至って簡単。初めてでも注意書きを読んで、じっくりやれば確実に修理できます。
作業の手順
作業中は空気が完全に抜けているとやりにくいので適度に空気を入れながら行ってください。
最初に刺さっている異物を取り除くこと。
左画像のツールでねじりながら入れて穴を整えます。
次に先ほどのツールに付属の接着剤をたっぷりと塗ります。
全体的に塗れたらまた穴にねじりながら入れます。
穴に程よく塗れたところで先割れになったツールと、灰色のフィルムに包まれた修理材をツールに挟みます。
注意 画像では撮影のためにフィルムを付けたまま挟んでいますが、実際に使う時は必ずはがして使ってください。
修理材の真ん中の位置で挟み込み、接着剤を修理材とツールの金属部分に塗り穴に奥まで差し込みます。
差し込んだら引き抜きます。引き抜くと修理材だけが残り穴をふさぎます。タイヤ表面から出ている余りをカッターナイフで切り取って作業は終わりです。
修理後はこのまま走り出しても、問題はなさそうですが空気圧100kpaで1~2時間ほど放置後テスト走行しました。
走行距離は全部で1000キロ走りましたが修理材が取れることもなく空気漏れも発生しませんでした。
良い結果になったことから、非常に信頼できることが分かります。
便利なパンク修理キットですが状態によって修理不可なパンクがあります
1. 6mmを超える大きな穴は修理材がうまく引っかからないため修理できません。
2. サイドウォールのパンクは修理不可です。
以上の2点には注意しておいてください。
ざっと紹介しましたが、便利な世の中になっても備えは必要です。トラブルをうまく切り抜けるためにも装備に1つ加えておきましょう。ライダーの必需品です。
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