20年8月現在
RZ50のチューニング内容を紹介します
RZ50 チューニング仕様
エンジン
シリンダーヘッドは0.2mm面研で圧縮比を上げてパワーとトルクを確保している。シリンダーは、デイトナボアアップキットで68.8ccまで排気量を上げ、全域でパワーアップを果たす。
チャンバーはリップス製の紫電を採用。一応ボアアップに対応しているらしいが、性能は引き出せてないのでボアアップ専用チャンバーに換装が良い。
紫電の特徴は、ショートタイプ特有の高回転仕様で上は良く回り下はスカスカだ。音量は大き目、現在では改良版の紫電改が販売されている。
電装
CDIはリミッターカットと点火時期の変更で絶対に要るパーツ。これが無ければ始まらない。で、装着しているのはポッシュのデジタルスーパーバトルCDIだ。
マップが4つ選べてチューニング内容で変更できる優れもの。
次にIGコイル、あのHRCの2st市販レーサー「RS125」のイグニッションコイルが付いている。全域で違いが分かり、高回転でも確実に点火できて失火することはない超優秀なパーツだ。右に出る物はないだろうな。
冷却系
チューニングで出る莫大な熱を放出するため、MC33(旧VTR250)のラジエターをステー自作で取り付けている。
同時にホースも取り回しを考えて接続している。
裏側にはPC用ケースファンを付けて、夏場の温度上昇を防ぐ。
外気温36度前後が続く昨今では常に回りっぱなし。
温度監視用にポッシュの温度計をメーター付近に付けている。
温度を見てファンを起動させ適正に保っている。ちなみにファン起動は手動。
大きなラジエターのおかげで温度は猛暑でもそれほど上がらない、でも冬は思いっきりオーバークールになる。冬季は半分ほどアルミ板で塞いで対処。
まとめ 社外品少ないね
RZ50はとにかく社外品は少ない。あっても選ぶ余地なし状態。
もっと、リアサスとかそれ以外にも幅があれば、選択肢も広がって面白いけど現在では2stは超下火でごまんとあったメーカーも今や数件になっている。
それでも、少ないなりに工夫して今の状態でもよく走る面白い車体に仕上がって非常に楽しい。今後はチューニングより現状維持に努める方で動いていこうかと思っている。
生産終了から何年も経ち、今から少しづつでも部品を集めて欠品になっても困らないようにしたい。
次の整備
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