バイクで一人旅 四国編 その3
7日目、朝は寒くもなく暑くもなく快適。この日は足摺岬を目指す、出来るだけ海沿いを走りたかったので須崎市に戻り国道56号線を南に走る。適度にアップダウン、コーナーありで混んでいなければツーリングに適していると思う。そしてちらほら見かけるのがお遍路さん、独特の格好をしているのでわかりやすい、何キロも道路しかない場所があるので、
「ここら辺何にもないからほんとに大丈夫なのか?」
とちょっと心配してしまう。
しばらく進むと、四万十市に着いた。清流四万十川は有名で、天然のウナギが採れる場所でもある。
川沿いにはキャンプ場があり、市街地から近く使い勝手は良さそう。ここには泊まらないけど、また高知に来たら利用したいと思う。
足摺岬に到着
今日の目的地足摺岬に到着、入り口にジョン万次郎こと、中浜万次郎の銅像がある。激動の幕末に裏で活躍した一人で資料館もあるので行ってみるといい。
銅像を後にし、先に進むと灯台が見えてくる。展望台もあるけど、ここからの景色も絶景で見とれてしまう。
観光地化していてお土産屋や、周辺にはホテルがあちこち建ってそこそこ栄えているようだった。
岬の先端にある灯台、高さ18mもあって大きく、真っ白。写真に収めるのも一苦労。
岬周辺には見慣れない植物が自生しているのに気づく、ツルやツタが生い茂っている。見た感じ熱帯植物だと思う。高知は温暖な気候だけど、そこまで南に位置していないし、こういった植物が自生しているのは不思議に思った。
ここだけ気候が違うのか?
爪白キャンプ場
ここが今日の野営地、岬から西へ40分ぐらい行くと入り口が道路わきにある。全面芝生のサイトでかなり広い、屋根付きの炊事棟に水洗トイレ、海水浴場として機能しているのか、温水シャワー(有料100円)が備え付けてある。
乗り入れ不可で管理棟裏の駐輪場に止める、うろうろしている人を見かけたので声をかけ、「草刈は駐輪場のあたりしかしてないからここに張ればいいよ」とアドバイスを受けた。行く先々に誰かいて話を聞けて非常に助かる。
夕方になると管理人さんが来て利用料300円を支払い、ごみ袋をもらい記帳を済ませる。
キャンプ場横の海岸に行くと、太平洋が広がる。
一人でぼ~っとするにはいい場所。
キャンプ生活も1週間経ってようやく慣れてきた。
始めのうちは、寝れない日が続いたけど、だんだん寝れるようになったし途中で起きることも少なくなった。