2011年 3月11日 東日本大震災当時小さいながらも自分が行動したこと 避難と備蓄についても語る

震災当時不利な状況を少しでも好転できるように
自分がしたことやってて良かった事

 

 まず自分がしたことは、バイクにガソリンを満タンに入れたこと。ガソリンが無くなると、移動に困るので必ずやっておきたい。ちなみにガソリンの備蓄はあまりお勧めしない。

 お勧めしない理由は、携行缶の中身の入れ替えと買い出しが面倒です。今現在、携行缶に入れてくれるスタンドは地域によってまちまちで販売していないスタンドもあります。遠くまで入れに行くのも考え物ですね。

 次は、ノートパソコンの電源オフと携帯のバッテリーを消耗させないようにしました。ノートパソコンから電源が取れるのでモバイルバッテリーも何もない状況でもこうして電源を確保してました。

 携帯はあまり触らず、必要以上に操作はしないよう心掛けた。バッテリー切れは連絡を取り合う唯一の手段を失います、この状況でこれだけは避けなければなりません。

 最後はご飯をたくさん食べないこと。何故こうするかというとこの先停電が続き調理できないかもしれない、食料の確保が難しくなるかもしれないと考えたからです。

 実際前日の残りのチャーハンは半分残していましたし、それ以外には何も手を付けてません。当然腹が減りますが、耐えるしかありません。

やっててよかった事

 

 カップ麺の買い置き 普段カップ麺を食べることが多く、いつも何個かストックしていました。電気も翌日に復旧し、難なく調理できて食料不足を完全とは言えないですが防ぐことができて役に立ちました。

 ジュースの買い置き こちらも普段用に350ml缶のジュースを1ケース24本入りを大体2~3ケースは家に置いていました。万が一水道が使えなくても水分補給ができます。水が出た方が何かといいですが、非常事態なので贅沢は言ってられません。

 冷蔵庫の中のジュースや保冷剤と冷食 冷蔵庫は電気が無ければ使えませんが、極力開け閉めをしなければでっかいクーラーボックスとして使えます。その中に保温効果が期待できるものを入れておけば、中のものが痛むスピードを下げることができます。

 

普段していたことが数は少ないけど
かなり役に立ちました

状況を少しでも変えるには
一人一人の備蓄が大切だという事が分かりました

これを機に皆様も備蓄の
準備をされてはいかがでしょうか?

 

津波想定の避難

 

 一般的には津波が起こった場合、高台や建物の屋上が優位とされています。(高い所が不可能なら、とにかく内陸に進むというのもありだと思います。)

 建物の屋上に避難(ある意味籠城)できれば津波の被害から逃れられるかもしれません。しかし、ここで問題になるのが食料やその時の天候です。

 津波到達後は道路は冠水し海水が引くかは分かりません、救助もいずれ来るでしょうがいつになるか分かりません。こうなっては、移動ができませんし必要な物資の確保もできません。

 自治体や企業が高台やそこにある建物、また高台でなくても自社ビル等の屋上に避難を決めている場合、ここにも食料の備蓄が必要ではないでしょうか?

 食料以外にも、雨風をしのぐことができる設備(テント等)や熱さ寒さを和らげる冷暖房器具もあると生存率が上がると思います。夏冬の野外は体にかなりの負担をかけます、大人でもかなりきついはずです。

 避難をするならこうした設備の充実が必要になり、避難先を指定する自治体や企業には備蓄を開始し、設備の充実を検討してもらいたいです。

 

最終的には個人の対策が頼り

 

 避難先やルートの確保等、自治体が整備してくれますが組織には限界があります。それは、大きな団体に対して団体同士なので対策、設備の整備は得意ですがこれが個人となるとそうはいきません。

 一人一人人は違いますし、物量的にもすべてをカバーすることは難しいです。これを補うにはやはり個人の対策が必要なのです。家はもちろん、通勤時などにも困らないように車に食料や懐中電灯を置くことも良い対策になります。

 徒歩での移動であればカバンの中に小さめのLEDライト、ある程度の食べ物を入れて持ち歩いても良いかと思います。

 避難は重要です、しかし避難後はもっと重要です。個人で小さくても良いので、対策を施し極限の状態でも何とか生きられるようにしていくのが最善と考えてます。