バイク整備 ヤマハ RZ50 ボアアップシリンダー交換 レース仕様から純正加工ボアアップシリンダーへ換装
しばらくレース仕様のシリンダーで走っていましたが、もう一つ手持ちのシリンダー(純正をΦ46にボーリング加工した)の特性が知りたくて交換してみることにしました。
早速取り掛かります
純正加工ボアアップリンダーを組む
いきなりですが、すでに腰上分解とピストン組みました。
毎度同じ作業になるので大幅カットです。
広げた方が良いと思うけど、このまま組みます。
普通のシリンダーなのでベースガスは紙ガス1枚。
ポート位置調整に紙ガス2枚でもいいかと思う。また組むことがあれば試しにやってみようかな。
作業も終盤、ヘッド組んでその他も組んで完成。ヘッドは手持ちの面研済みヘッド。
慣れていても、3時間ぐらいは使っちゃうな~。
しか~し
意気揚々とエンジン始動させてみるけど
始動しない、それどころか途中で回転が止まってしまった
ナニコレ…ナニコレ…
悩んでいてもエンジンはかからん、あ~あまた組み直しか…
エンジン分解からまた組む
もしやと思っていましたが原因はその通りでした。
ピストンクラウンがヘッドに当たってました。
要因は2つありました
1 ピストンハイトが高く、クラウンの形が山なりで盛り上がっていること
2 ヘッドの燃焼室の形状がフラットだったこと
この2つが合わさって、ピストンクラウンがヘッドに当たりそれ以上動かず、エンジンが始動できなかったという結果でした。
原因が分かったところでヘッド交換でやり過ごします
燃焼室の形状がクラウンと合っているため、これならぶつからずに済みます。
作業初めて何時間経ったか分からんけど
エンジン始動だ!
はいっ!普通にかかりました
ここまで長かった、始動の様子はブログじゃ伝えられないからYouTubeを見てもらおう。
リンクを踏むと動画へ飛びます
旅モト RZ50 レース仕様のシリンダから純正ボーリング加工のボアアップシリンダへ換装
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外したピストンとシリンダーはこうなっている
ピストンは、うっすらとこすれた跡があるだけで状態は良好。
クラウンはカーボンが溜まっている。
ポンプは絞っているのにドバドバ出ちゃうのが原因かな?
オイルドバドバ現象は早く解決したい、なぜならとにかく飛び散りまくって悲惨な状況になるから。
もうなってるけどね…
シリンダーも傷とかなくて非常に良好。
無茶苦茶速くて良いシリンダーだったな、これが最速最強だ。
シリンダーが換装できたので、次は慣らしと特性を探っていきます。
純正ボーリングボアアップシリンダーの実力はどうかな?