さて、今年の10月から消費税が10%に上がります。
税金は上がる一方で給料は全く上がらない…
生活が苦しい状況が続く…
節約して何とか生活レベルを落としたくないと、考える方へ節約術の1つを教えます。
その方法とは
標準月額報酬を上げない
標準月額報酬とは
4月5月6月に振り込まれた給与をもとに算出(3か月分を合計して3で割った値)されて保険料の支払い基準になる数値。この額が高いか低いかで給与から出ていく健康保険料、介護保険料、厚生年金が変わってきます。
そして、この標準月額報酬は毎年更新されて給与をもとに変動しています。
どうやれば上げずに済むか
単純な話で入ってくる給与を抑制することです。
具体的な方法は、残業時間をなくしてこの時期だけ給与を増やさないようにするだけです。
注意する点が一つ
給与の締め日と支給日です。
会社によって異なるのでよく確認しましょう。
- 15日締めの翌月15日支給
- 末締めの翌月末支給
- 15日締め当月末支給
等々…
4、5、6月に受け取った給与をもとに計算するので人によっては3、4、5月に方法を実行することになったりします。ここは間違わないように。
具体的な例と金額の差
報酬が上がった場合
保険料は都道府県で違います、例としてここでは東京都を現住所として使います。
標準報酬を20万から22万になった例。
20万 給与が195000~210000円まで対象
- 健康保険 9900円
- 介護保険 1570円
- 厚生年金 18300円
合計29770円
22万 給与が210000~230000円まで対象
- 健康保険 10890円
- 介護保険 1727円
- 厚生年金 20130円
合計32747円
計算すると
32747−29770=2977
このように、毎月2977円保険料が上がってしまい月々払わなくてはなりません。1年で見ると、35724円になります。これは、かなり大きな数字で負担するとなるとかなり気が滅入ります。
報酬が下がった場合
標準報酬が26万から24万になった例。
26万 給与が250000~270000円まで対象
- 健康保険 12870円
- 介護保険 2041円
- 厚生年金 23790円
合計38701円
24万 給与が230000~250000円まで対象
- 健康保険 11880円
- 介護保険 1727円
- 厚生年金 21960円
合計35567円
計算すると
38701−35567=3134
標準報酬を下げると毎月3134円保険料が下がります。1年で見ると37608円になります。これだけ浮かすことができれば、何か趣味の物を買ったりできるかもしれません。額は小さいですが、それは年月を重ねることで大きくなります。
最後に
節約になる方法を、紹介しましたがいかがでしたか。残業をなくすのは、立場や配属先でかなり困難なことでしょう。しかし、何もしなかったら一生そのままです。いきなり0は難しくても少しぐらいは減らせるかもしれません。小さな変化の積み重ねで、働き方を変える、自分の時間の確保をしていくのがとてもいいと思います。