ブレーキの効きがいまいちなアドレス
純正含めて3種類のパッドを比較しました
アドレスv125 ブレーキパッド比較
純正パッド
50ccのスクーターと同じローターと、片押し1PODキャリパーを装備しているアドレスは純正パッドだと少々制動力不足を感じる。
荷物満載できつい下り坂を下っていて、信号が赤に変わったので減速にブレーキを掛けるとこれが全く速度が落ちず、さらに握りこむという経験がある。かなりヒヤヒヤして、パッド交換のきっかけにもなっている。
寿命や攻撃性は気になることはないが、やはり制動力の面で不満が出てしまう。ほとんど飛ばさない方なら、コントロール性が良くこのパッドでも問題はないと思う。
しかし、高負荷が予想されるならパッド交換は必要。キャンプ道具満載で走り回るならなおさらだ。価格は4000円ぐらい。
SBS ストリートセラミック
RZ50に装着して好評だったSBSのセラミック。同じ素材のパッドで特性も同じ。攻撃性を低く抑えつつ、初期制動のよさと制動力を確保している。
不快な鳴きはなく、コントロールもとにかくしやすい。制動力も余裕があってさらに握りこむ場面もなかった。寿命も純正より長くて、不満のない優秀なパッドだ。価格は2000円半ば。
SBS シンタ―メタル
*画像はありません
こちらは、金属の割合が多く攻撃性は高くなる半面、初期制動と制動力はかなりものになる。コントロール性はRZ同様やりにくかった。
寿命はこの3種類の中では1番長い。鳴きはゴーっと低い音がする程度でRZよりマシ。
よりハードな走りに対応できるシンターは、もっと強力なストッピングパワーが欲しい方向け。その分、ローターは減っていく一方。価格は3000円ぐらい。
まとめ
選ぶとしたらセラミックが1番良いと思う。これが1番バランスが良いからで、どなたにでも満足できるパッドだと思う。
シンターは効きは最高だが、パニックブレーキ時に強力な制動力が仇となってしまわないか心配になる。タイヤが滑ったりロックした時に、ブレーキレバーを素早くレリーズできればいいけどパニック時にはそういくかは分からない。
要するに効き過ぎも状況によっては良くないという事だ。
こういったことも考えられるため、ノーマル以上シンター以下の制動力を持つバランスのいいセラミックをお勧めしたい。
また、使ったことのないパッドを使った時、追加でレビューをしていこうと思う。
整備記事
アドレスv125 ブレーキパッド交換 SBS ストリートセラミック