旅は11日目、とままえキャンプ場から曇り空の中北へ出発。オロロンラインは、北海道に来たならだれでもが通る道だと思う。まっすぐで信号もなく景色も最高に良い。
陸地には牧草地帯や牧場があり、運が良ければ牛を遠くから観察できる。
オトンルイ風力発電所
天塩町を過ぎると見えてくるのが、この発電所の風車たち。定番のスポットのひとつで、巨大な風車が立ち並ぶ迫力のある光景が魅力だ。
風車まで道ができているので、すぐそばまで近づいてじっくり観察ができる。支柱の高さが74m、ローターも合わせると99mとかなりの大きさ。これだけデカいものを見るのは初めてでしばらく見入ってしまう。
見学の際には近くに、サロベツ原野駐車公園にバイクを留めれるので路駐はせずにここを利用しよう。
天気が良ければ、利尻島の利尻山が見れる、この日は雲が多くて利尻島しか見えなかった。
ノシャップ岬
原野を横目にさらに北上、曇り空の隙間から青空が見えだしてきた。
本州で見る青空は格段に色味が違うし、圧倒的にきれいだ。この辺りは空気がかなりきれいなんだろう。そして、ノシャップ岬に到着。
平日だというのに駐車場は車やバイクで一杯。
灯台や水族館、土産屋もあって観光地としてにぎわっているようだ。
稚内市
岬から市内のキャンプ場へ向かい、今日の寝床を確保しに行こう。道道254から稚内公園へ、そこから看板を頼りに奥まで進めばたどり着く。
今日の野営地は森林公園キャンプ場。山の上にあるこのキャンプ場は、サイトはかなり広めで駐車場の隣と、階段を上がった所もサイトになりどこでも張っていい。傾斜やぬかるむ所があるのでそこは要注意。
トイレに水場、分別するとごみが捨てられる。野生のシカがいるので食べ物の管理はしっかりと。
サイトからは見えないが、公園からは市内と海が見える。展望台じゃないから、見渡すことは無理でもなかなか良い景色。
さっ、買い出しと洗濯に出かけるとしよう。道道106号線を南に進み、稚内港郵便局の反対側にセコマとコインランドリーがあるのでここを利用すると良い。
せっかくなんで最北端の駅、稚内駅に寄ってみた。
用事も済ませていい時間だし次は風呂だ。おすすめは港のゆ、40号線の稚内副港市場の2階にある。
脱衣所はちょっと狭い、内風呂と露天はかなり広くて開放感がある。湯に入ると肌がぬるぬるする、上がるとすべすべ。美肌効果?があるのか肌の状態が良くなってる。
乾燥した肌にも保湿の効果があるようで、気になる人は入ってみよう。大人750円と高め。
風呂上りはやっぱりこれ、牛乳が一番。
これも成分が底にたまるほど濃ゆく、濃厚でおいしい。北海道は至る所に地元の牛乳が売られていて酪農が盛んなのが分かる。
で、今日の夕飯はこれ。
でっかい焼きそば弁当に、すじこの握り飯。やきそばは、麺の量がいつもの倍入ってこれだけでも腹いっぱいになる。付属のスープを飲みつつ、食べるのが美味いし飽きがこない。
すじこの握り飯は、当然だがすじこが入ってる。ちょっと生臭く自分は「いくらの方が良かったなぁ…」と思った。
そんなこんなで、もう日が暮れて就寝時間。
北海道に来てからは、毎日すごく充実した日を送れて、ほんとに楽しい。ん~すごいぞ北海道は。