7月初旬、稚内の朝はひんやりしている、日中の最高気温も15度と肌寒い。天気は悪くないが、濃い霧で視界が悪くなんだか鬱陶しい。早朝、稚内のシンボル?になっている防波堤ドームを見学してきた。
戦前に作られたとは思えないほど、きれいな外観をしている。これだけ巨大な建築物を作るとなると、その当時から高い技術を持っていたという事か。中も歩いていいみたいで、近くで観察できるのはうれしいことだ。ただ、端っこまでは入ってないけど…
現在ここでの野宿は、禁止になっている要注意。
本土最北端
宗谷湾を見つつ、一路あの場所へ。途中国道から道道889に入って、宗谷丘陵へ。ここのてっぺんから見る景色は良くて人気になっている。
早速その場所へ行き、良い景色が目の前に…
広がってない…
丘の上はかなり濃い霧に包まれ徐行じゃないと進めないレベルだった。せっかく来たのに、う~む残念。相手は自然だからどうしようもない…
そして次は最北端地である宗谷岬だ。丘も霧だったし、もしかして岬も霧に包まれているんじゃないかと思った…
で、
うん、そう…
やっぱりか…
こっちも運悪く霧で何も見えない、晴れていればサハリンが見えるらしいがサの字もない。
この近くには最北端のガソリンスタンドがある、ここで給油すると「最北端給油証明書」と貝を使った「お守り」が貰える。記念に寄って行くと良い、あとこの先猿払村までスタンドはない。
稚内を過ぎ去り、海沿いをひた走る。
ホタテが名産の猿払村。
ここまで来てもまだ霧が濃ゆく景色は全然。
村を通り国道から外れ、言わずと知れたエサヌカ線へ立ち寄る。周囲には建物もなく、360度どこを見ても地平線とそれに溶ける真っすぐな道路が作り出す絶景が魅力。ライダーなら行かずにはいられない場所だと思う。
自分が行った時には、お約束?の霧で前があんまり見なくて景色も良くなかった。ただ何となく写真を見るとイメージはつくかなと思う。とりあえず、実際に行って見てきてほしい。
紋別市
何キロもあるエサヌカ線を抜けて国道に戻ってきた。ここは浜頓別町になり、大きな湖クッチャロ湖がある。北海道の湖を、できるだけ回ることも目的なんで行って見てみよう。
はい到着!霧もなく全体を見渡せて良い景色。近くのキャンプ場はロケーションの良さからか、だいぶ埋まっている。その中でもキャンピングカーがやたらと目立つ、テント泊の方はあまりいない。
風呂もコンビニも近くにあって、かなり快適に過ごせそう。また、夕陽も見どころで湖との相性も抜群。今日のキャンプ地はここじゃないからちと残念、北海道は魅力的なキャンプ場がたくさんあっていいなぁ。
オホーツクラインをさらに進んで、やってきたのがウスタイベ千畳岩。
この特徴ある様子は、溶岩が冷えて固まった時にできる現象で出来たという事らしい。
青い海とのコントラストはすばらしい。ここも朝日と夕日が見れてオホーツク海から見る太陽は良い眺めだろう。
すぐそばの草地は、キャンプ場になっていてテント100張りぐらいできそうな広さ。周りの景色も最高だし立地は良い。
その後、道なりに進んでやっと紋別市に入った。地図上で見ると、かなりの距離を走っているように見えるが220キロ程度しかなくて信号もなくほぼノンストップで走れるので結構余裕だ。
キャンプ地はトッカリセンター横の紋別市海洋公園に決めている。なぜここか?それはもちろんガチャポンを回したいからだ。???ってなっているだろう、それは仕方ない。なんとこのキャンプ場は受付をガチャポンでやっているからで、他にはなくおもしろかったので調べていた時からここに泊まろうと決めていたのだ。
じゃっお金を入れて回してみようかねぇ
ガチャガチャ…
ん、あれ?まわらないぞ。
ああ、なんてことだ…途中で引っかかってやがる
なんだろう、今日はあまりついてないなぁ。でも、入れたお金は戻ってくるからいいけど。
受付せずに泊まることはできないから係の人を呼びに行こう。トッカリセンターで係の方に対応してもらって無事?受付終了。カプセルの中に、リボンが入っているのでそれをテントに括り付ける。
で、簡単に説明しておくと受付はトイレ内のガチャで済ます。料金は400円。この年から連泊について変更がある。利用者の長期滞在や占拠、施設の汚損といったマナーの悪さが原因で3泊か4泊に制限されている。(はっきり覚えてなくて曖昧になってしまった、今後更に変更があるかもしれないので要確認。)
最初に料金を払えば、追加で払うことはなく決まった日にちまで連泊できるので使い勝手は良い。サイトは広く平な所を探して設営するように。炊事場は露天で水は飲める。
乗り入れはできないが、すぐそばが駐車場になっているのでそこに止めれば問題ない。
設営ができたら買い出しだ。これもすっかりルーティンになっている。
この超でかおにぎりはボリュームがすごい、二個食べると腹いっぱいになりそう。
具もこれでもかというほど入って、こいつがあればイクラ丼食べなくても良くなってくる。
見つけたらすかさず買って行こうこれはほんとにおススメ。いや~、おいしくて大満足。ヒンナ、ヒンナ。
お次は風呂に入ってゆっくりしたい。
少しばかり移動して紋太の湯へ。地元に方も来るのかそこそこの客足、内風呂が広いおかげでそんなに窮屈にもならない。
風呂から上がると、なんと嬉しいことに牛乳を1本サービスで頂いた。期間限定かもしれないがこんなサービスがあるとは良心的。大人680円。
さっぱりしたし、さあ寝るべ。